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N3文法 UNIT8

重要語彙

語彙 読み方 意味
提出期限 ていしゅつきげん 提出する期限
水不足 みずぶそく 水が足りないこと
快適 かいてき 心地よいこと
慰める なぐさめる 悲しんでいる人を元気づけること
防ぐ ふせぐ 悪い事態を防ぐこと
乳児死亡率 にゅうじしぼうりつ 乳児の死亡する割合
不規則 ふきそく 規則正しくないこと
必修 ひっしゅう 必ず学ばなければならないこと

1. ~に決まっている

意味:絶対に~だ、必ず~だ
N / [V/A] 普通形 + に決まっている
例 1
「そんなのうそにまっている。しんじられない」
例 2
相手あいてはプロなんだから、つよいにまっている。
例 3
わたしいえたいとえば、ちち反対はんたいするにまっている。
例 4
この仕事しごとをきょうじゅうわらせるなんて、無理むりまっている。
注意:
1) 「~に違いない」と混同しやすい。→「~に決まっている」は主観的で強い確信(「絶対に~だ」という感情)を表す。
2) 主に会話で使われ、主観的なニュアンスを持つ。→ 断定的な印象を与え、押し付けがましく聞こえることもある。
3) 確信度が低い場合には使わない。→「たぶん」程度なら「~だろう/~かもしれない」を使う。

2. ~っけ

2.1 情報の確認

[N/V/A] 過去形 + っけ
例 1
「レポートの提出期限ていしゅつきげん来週らいしゅう月曜日げつようびだったっけ(/だっけ)」
例 2
試験しけん何時なんじからだったっけ(/だっけ)」
例 3
「えっ、わたし、そんなことったっけ」
例 4
山田やまださんのいええきからちかかったっけ」
例 5
「キムさんって、数学すうがく得意とくいじゃなかったっけ」

2.2 過去の回想

例 1
こどものころ、よくこの公園こうえんあそんだっけ。
例 2
上田先生うえだせんせいにはよく姿勢しせいわるいと注意ちゅういされたっけ。
注意:
1) 「~っけ」の2つの用法に注意。→ 1つは確認のための質問、もう1つは過去の回想。
2) 口語でのみ使用される。→ 会話でよく使われ、フォーマルな文章では使わない。
3) 過去形や既知の内容と一緒に使われることが多い。→「知っていたが忘れた/確信が持てない」場合に使用する。

3. ~ように

3.1 ~と同じように/~の通りに

[N/V] 名詞修飾型 + ように
例 1
どもはおやおもうようにはならないのがふつうだ。
例 2
みなさん、いまからわたしうようにからだうごかしてください。」
例 3
「このほんにもいてあるように、世界せかいのあちこちで水不足みずぶそくおおきな問題もんだいになっています」
例 4
先日せんじつはなしましたように、佐藤さとうさんが転勤てんきんすることになったので、来週らいしゅう送別会そうべつかいひらきたいとおもいます」

3.2 目的(~するために)

[可能形 / V ない] + ように
(※可能形の「ない」ではなく、辞書形の「ない」を使う)
例 1
新幹線しんかんせんうように、8いえた。
例 2
はは家族かぞく快適かいてきらせるよう、いろいろとくばっている。
例 3
ほかひと迷惑めいわくにならないよう、しずかにはなしてください」
例 4
おもいついたアイディアは、わすれないようにすぐメモしておくことが大切たいせつだ。
例 5
わたしはコンピューターについて勉強べんきょうするために日本にほんた。
例 6
新幹線しんかんせんるためには、8いえなければならない。
注意:
1) 「~ように」の複数の意味に注意。→「比況・例示(~と同じように)」と「目的(~するために)」がある。
2) 後件を見て意味を判断する。→ 後件が意図的な行動や指示なら「目的」。比較や内容の引用なら「比況・例示」。
3) 「~ために」と混同しやすい。→「~ように」は無意志動詞や可能形を伴い、状態の実現を目指す。「~ために」は意志動詞を伴う。

4. ~ようがない

意味:~する方法がない、~できない
V ます (ますを消す) + ようがない
例 1
手紙てがみかれ住所じゅうしょいてない。これでは返事へんじしようがない。
例 2
とてもかなしそうだったので、なぐさめようがなかった。
例 3
どんなに注意ちゅういしていても、人間にんげんである以上いじょう、ミスはふせぎようがない。
例 4
その映画えいがて、なんともいようのない感動かんどうおぼえた。
注意:
1) 「~できない」と混同しやすい。→「~ようがない」は「方法がないため、どうしようもない」ことを強調する。
2) 情報や解決策が不足している場合によく使われる。→ お手上げのニュアンスを伴うことが多い。
3) 単に「したくない/するつもりがない」場合には使わない。→ 意志の場合は別の否定表現を使う。

5. ~はずだ

5.1 道理で~わけだ(納得)

[N/V/A] 名詞修飾型 + はずだ
例 1
ドアがかないはずだ。かぎがちがっていた。
例 2
からだがだるいはずだ。ねつが38もある。

5.2 ~する予定だった(が、実際は違った)

例 1
汽車きしゃは3発車はっしゃするはずだったが、急病人きゅうびょうにんたために10ぷんほどおくれた。
例 2
へんだなあ。このボタンをせばうごくはずなのに。。。」
例 3
日本にほんれば日本語にほんごなんかすぐにはなせるようになると思っていた。こんなはずではなかった。

5.3 ~した記憶がある(が、実際は違った)

V た + はずだ
例 1
はさみがあたらない。さっきたときは、つくえうえにあったはずなのに。
例 2
バッグにれたはずのケータイがない。どこかでとしたのだろうか。
例 3
何度なんどたしかめたはずだったのに、メールアドレスを間違まちがえていた。
例 4
自転車じてんしゃをとられた。かぎはかけておいたはずなのだが。
注意:
1) 「~はずだ」の複数の意味に注意。→「当然の推論」、「予定・期待(実際は違った)」、「記憶(実際は違った)」の意味がある。
2) 文脈で判断する。→ 推論の根拠がある場合は「当然」。予想に反する結果の場合は「予定・期待」。
3) 「~に違いない」と混同しやすい。→「~はずだ」は客観的な根拠に基づく推論。「~に違いない」は話し手の強い確信や直感に基づく判断。

6. ~わけだ

6.1 理由があるから当然~だ

[V/A] 名詞修飾型 + わけだ
例 1
消費税しょうひぜいは5%だから、1050えんはらったら、50えん税金ぜいきんというわけだ。
例 2
わたし毎日まいにち時間じかんている。つまり、人生じんせいの3ぶんの1をベッドでごすわけだ。

6.2 理由を知って納得する(道理で~わけだ)

例 1
(テレビが)つかないわけだ。コンセントがけている。
例 2
あしはやいわけだ。かれ元陸上選手もとりくじょうせんしゅだったのだそうだ。
例 3
「マリアさんのおかあさんは日本人にほんじんなんだって」「どうりでマリアさんは日本語にほんご発音はつおんがきれいなわけだね」

6.3 事情を説明し、結論を導く

例 1
医学いがく発達はったつし、乳児死亡率にゅうじしぼうりつがった。それで平均寿命へいきんじゅみょうびたわけだ。
例 2
都会とかいでは一人暮ひとりぐらしのひとえた。生活時間せいかつじかん不規則ふきそくになった。それでコンビニがえたわけだ。
例 3
大学卒業後だいがくそつぎょうご帰国きこくするつもりでしたが、先生せんせいにいい就職先しゅうしょくさき紹介しょうかいされ、そこでいまつま出会であい、日本にほんつづけることになったわけです」
注意:
1) 「~はずだ」と混同しやすい。→「~わけだ」は「だから当然~だ」という原因から結果への論理的な帰結や説明を強調する。
2) 「つまり~ということだ/なるほど」というニュアンスでよく使われる。→ 強い推測ではなく、論理的な事実の確認。
3) 曖昧な推測には使わない。→ 単なる推測なら「~だろう/~かもしれない」を使う。

7. ~わけがない

意味:絶対に~ない、~であるはずがない(強い否定)
[N/V/A] 名詞修飾型 + わけがない
例 1
この問題もんだいはまだならっていないのだから、できるわけがない。
例 2
あんなにきれいでやさしいAさんに恋人こいびとがいないわけはないだろう。
例 3
映画えいがかない?」「そんなにひまなわけないでしょ。試験しけんちかいんだから」
例 4
「そのバッグ、いくら?1万円まんえんぐらい?」「そんなにやすいわけないじゃない。ブランドものなのよ」
例 5
かれはそのときわたしといっしょにいました。だからかれ犯人はんにんの(/犯人はんにんである)わけがありません」
注意:
1) 「~はずがない」と似ている。→「~わけがない」は「絶対にあり得ない」という強い否定を表す。
2) 強い感情を伴うことが多い。→ 反論、不信感、強い断定の際によく使われる。
3) 軽い否定には使わない。→「~というわけではない(部分否定)」とは異なる。

8. ~わけではない

意味:全部が~というわけではない、必ずしも~ではない(部分否定)
[V/A] 名詞修飾型 + わけではない
例 1
日本人にほんじんみな日本文化にほんぶんかくわしいわけではない。
例 2
かねがたくさんあればしあわせというわけではないだろう。
例 3
日本料理にほんりょうりきらいというわけではない。つくかたらないのでつくらないだけだ。
例 4
それほどいそがしいわけではないが、それでも毎日まいにち1~2時間じかん残業ざんぎょうしている。
例 5
「あなたの気持きもちがわからないわけでもありませんが、ご両親りょうしん気持きもちもかんがえたほうがいいですよ」
注意:
1) 単なる「~ない」と混同しやすい。→「~わけではない」は「必ずしも~とは言えない」という部分否定を表す。
2) 極端な主張を和らげるためによく使われる。→ 例:「全部が悪いわけではない」。
3) 全面否定には使わない。→ 強く否定したい場合は「~わけがない/~はずがない」を使う。

9. ~わけにはいかない / ~ないわけにはいかない

9.1 ~わけにはいかない(社会通念上・心理的に~できない)

V る + わけにはいかない
例 1
あしたは大事だいじ試験しけんがあるからやすむわけにはいかない。
例 2
「きょうはくるまたのでさけむわけにはいかないんです」
例 3
ひどい不正ふせいて、だまっているわけにはいかなかった。
例 4
「いやならことわったら」「そういうわけにはいかないよ。先輩せんぱいさそいなんだから」
注意:
1) 能力的な「~できない」と混同しやすい。→「~わけにはいかない」は「(能力的には可能だが)社会的・道徳的・心理的な理由でできない」ことを表す。
2) 責任、礼儀、義理などの文脈でよく使われる。→「そうするわけにはいかない」という事情を強調する。
3) 単に時間がないなどの理由には使わない。→ 物理的な条件や能力の場合は別の表現を使う。

9.2 ~ないわけにはいかない(~しなければならない)

V ない + わけにはいかない
例 1
くと約束やくそくしたからには、かないわけにはいかないだろう。
例 2
外国語がいこくご必修ひっしゅうだから、らないわけにはいかない。
例 3
彼女かのじょはじめてつくってくれた料理りょうりだったので、おなかはいっぱいだったが、べないわけにはいかなかった。
注意:
1) 「~わけにはいかない」と混同しやすい。→「~ないわけにはいかない」は「~しないことはできない=必ず~しなければならない」という意味。
2) やむを得ないニュアンスを伴う。→ 本意ではないが、事情によりそうせざるを得ない状況を表す。
3) 自発的に「したい」場合には使わない。→ 強い意志の場合は別の表現を使う。


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