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N3文法 UNIT 1

意志・規則・比較・感覚の表現

🌟 文法まとめ

文型 主な意味
1. ~ことにしている 自分で決めた習慣・規則
2. ~ことになっている ~という規則・予定になっている
3. ~ようになっている ~という仕組み・構造になっている
4. ~ような/ように ~のような/ように(比喩・例示)
5. ~みたいだ 推量・比喩・例示
6. ~らしい いかにも~にふさわしい
7. ~つもり ~という気持ちだったが(実際は違う)
8. ~てくる だんだん~してくる(変化の出現)

1. ~ことにしている

意味: 自分で決めた習慣・規則
接続: Vる/Vない

例 1
健康けんこうのため、毎朝まいあさ牛乳ぎゅうにゅうむことにしている。
例 2
田中たなかさんは、かえりがおそくなるときは、かならずメールすることにしているそうだ。
例 3
わかいころはオリンピックにるのがゆめで、毎日まいにち時間じかん練習れんしゅうすることにしていた。
例 4
休日きゅうじついえ仕事しごとをしないことにしているのに、今週こんしゅうはどうしても金曜日きんようびわらせることができず、ってかえってきた。
注意:

  1. 「~ことになっている」との混同に注意。→「~ことにしている」は話し手自身が決めた習慣や規則。
  2. 「決めた」というより「現在も維持している」ニュアンス。→自ら規則を定め、習慣として実行していることを強調する。
  3. 組織の状況や規則には使わない。→外部の規則には「~ことになっている」を使う。

2. ~ことになっている

意味: ~という規則・予定になっている
接続: Vる/Vない

例 1
本校ほんこうでは、教室きょうしつでは日本語にほんごしかはなせないことになっている。
例 2
法律ほうりつでは、20さい未満みまんはおさけんではいけないことになっている。
例 3
わたしのうちでは、1がつふつか親戚しんせきみなあつまることになっている。
例 4
あしたはアルバイトの面接めんせつくことになっている。
例 5
中村なかむらさんとここで10うことになっていたんですが……」
注意:

  1. 「~ことにしている」との混同に注意。→「~ことになっている」は組織や他人、状況によって決められた規則や予定。
  2. 「自分が決めた」と誤訳しやすい。→話し手の個人的な意志は強調されない。
  3. 規則、スケジュール、予定によく使われる。→「すでにそのように決まっている」ことを表す。

3. ~ようになっている

意味: ~という仕組み・構造になっている
接続: Vる/Vない

例 1
このストーブは大(おお)きくかたむくと、自動的じどうてきえるようになっている。
例 2
このドアはめると、カギがかかるようになっている。
例 3
この自動販売機じどうはんばいきはレバーをさないと、おつりがないようになっている。
例 4
この画面がめんはパスワードを入力にゅうりょくしないと、ひらくことができないようになっている。
注意:

  1. 「~ようになった」との混同に注意。→「~ようになっている」は時間の経過による変化ではなく、最初からそのように設計された状態・仕組みを表す。
  2. 「~ようにする」との混同に注意。→「~ようにする」は努力や目標。「~ようになっている」は既存の構造や機能。
  3. 主に物、機械、システムに対して使われる。

4. ~ような/ように

意味: ~のような/ように(比喩・例示)
接続: Vる/Vない / Nの

例 1
わたしあかいやピンクのような、あかるいいろきだ。
例 2
わたしはやくリンさんのように、上手じょうず日本語にほんごはなせるようになりたい。
例 3
わたしもあなたがているようなセーターがほしい」
例 4
アメリカのようなおおきなくにでは、国内こくないにも時差じさがあって当然とうぜんだ。
注意:

  1. 「~ような」と「~ように」の機能の違いに注意。→「~ような」は名詞を修飾し、「~ように」は動詞や節を修飾する。
  2. 「~みたいだ」との混同に注意。→「~ような/ように」は中立的で書き言葉でも使えるが、「~みたいだ」は話し言葉寄り。
  3. 「全く同じ」という意味ではない。→主に類似性や例示を表す。

5. ~みたいだ

A. 推量(~のようだ)

接続:N / V普通形 / イAい / ナA(だ) + みたいだ
例 1
ほしがたくさんている。あしたもれみたい」
例 2
「あのみせ人気にんきがないみたいだね。いつってもすいている」
例 3
「おとうさん、すごくおこっているみたいだから、ちかづかないほうがいいよ」
例 4
風邪かぜをひいたみたいなんです。きのうから、のどがいたくて」
例 5
「オウさん、このごろやせたみたい。どうかしたの」「ううん、なんでもない」
例 6
今井君いまいくんはもうかえったのかな」「みたいだね。かばんがないから」

B. 比喩(まるで~のようだ)

接続:N / V普通形 + みたいだ
例 1
たからくじで1000まんえんたった。ゆめ(をている)みたいだ。
例 2
「あのくもて。ゾウみたいなかたちだよ」「ほんとだ」
例 3
あにはすぐにいたりおこったりわらったりする。まったく、どもみたいだ。
例 4
ホームステイさき家族かぞくはみんなやさしくて、自分じぶんいえにいるみたいだった。

C. 例示(~のような)

接続:N + みたいだ
例 1
わたしさむいのがきらいなので、ハワイみたいな、1年中ねんじゅうあたたかいところでらしたい。
例 2
わたしはやくリンさんみたいに、日本語にほんご上手じょうずになりたいなあ。
例 3
わたし田舎いなかにはコンビニみたいな便利べんりみせはありません。
例 4
かれみたいにあそんでばかりいると、試験しけんちますよ」
「~みたいだ」の全体的な注意:

  1. 「推量」の意味しかないと誤解しやすい。→兆候に基づく推量だけでなく、比喩や例示としても使われる。
  2. 「~ようだ」との混同に注意。→「~ようだ」はフォーマル。「~みたいだ」はカジュアルで会話でよく使われる。
  3. 「推量」と「比喩」の区別。→判断の根拠がある場合は「推量」、単なる主観的な印象の場合は「比喩」。

6. ~らしい

意味: いかにも~にふさわしい/~の典型的な特徴をよく表している
接続: N + らしい

例 1
大山おおやまさんはひろってきたネコをそだてているそうだ。いかにも動物好どうぶつずきなかれらしい。
例 2
「そのセーターのいろはるらしくてすてきね」
例 3
就職しゅうしょくしたのだから、もっと社会人しゃかいじんらしくしなさい」
例 4
彼女かのじょからだがじょうぶで、病気びょうきらしい病気びょうきをしたことがない。
注意:

  1. 伝聞の「~らしい」との混同に注意。→ここでの「~らしい」は「その名詞の典型的な特徴をよく表している」ことを意味する。
  2. 噂や伝聞を伝えるためには使わない。→伝聞の場合は「普通形+らしい」を使う。
  3. 役割、性格、スタイルを表す名詞とよく一緒に使われる。→「~にふさわしい」に近い意味。

7. ~つもり

意味: ~という気持ちだったが(実際は違う)
接続: Nの / Vた・Vている / ナAな / イAい + つもり

例 1
メールをおくったつもりだったが、とどいていなかった。
例 2
バッグにさいふをれたつもりだったが、いものをしようとしたら、なかった。
例 3
この問題もんだいはわかっているつもりだったが、テストでは間違まちがえてしまった。
例 4
まだわかいつもりだったのに、電車でんしゃなかせきゆずられてショックだった。
例 5
わたしひとより上手じょうずなつもりだったが、美術大学びじゅつだいがく進学しんがくしたら、もっとすごいひとがおおぜいいた。
例 6
ぼくは彼女かのじょとは友達ともだちのつもりなのに、彼女かのじょはぼくと結婚けっこんしたいらしい。こまったなあ。
注意:

  1. 計画・意図の「~つもりだ」との混同に注意。→この文型は「自分ではそう思っていたが、実際は違った」という意味合いが強い。
  2. 動詞の時制に注意。→「Vた・Vている+つもり」は、話し手がすでにその行為をした、またはその状態にあると思い込んでいることを示す。
  3. 後半には予想と反する結果が来ることが多い。→単なる計画や意図を言いたい場合は、通常の「~つもりだ」を使う。

8. ~てくる

意味: だんだん~してくる(変化・感情の出現)
接続: Vてくる

例 1
かなしくて、なみだてきた。
例 2
こうあついと、じっとしていてもあせてくる。
例 3
そのときはあまりかんじなかったが、あとになっていかりがわいてきた。
例 4
しばらくしてから、優勝ゆうしょうよろこびがこみあげてきた。
注意:

  1. 「行って戻ってくる」と誤解しやすい。→ここでの「~てくる」は、感情や状態が自然に生じたり、徐々に高まったりすることを表す。
  2. 「出る」「わく」「こみあげる」などの動詞とよく一緒に使われる。→「内側から湧き上がってくる」ことを強調する。
  3. 「~ていく」との混同に注意。→「~てくる」は現在や話し手に向かう変化。「~ていく」は現在や話し手から離れていく変化。


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