N2文法|UNIT05
文法まとめ
| 文法 | 基本的な意味 |
|---|---|
| 1. ~にあたって/あたり | ~する時に / ~する前に(準備として) |
| 2. ~に際して/際し | ~する時に(特別な出来事の前に) |
| 3. ~末(に) | 長い間~した結果 / ~の最後に |
| 4. ~を契機に(して)/として | ~をきっかけにして / ~の機会に |
| 5. ~を問わず | ~に関係なく / ~を問わず |
| 6. ~かのようだ | まるで~のようだ(実際は違う) |
| 7. ~からというと/すると/見ると… | ~の立場から考えると / ~の面から見ると |
| 8. ~もかまわず | ~を気にせずに |
| 9. ~ぬく | 最後まで~する / 完全に~する |
| 10. ~ばかりに / たいばかりに | ~という理由だけで / どうしても~したいから |
| 11. ~ところを | ~の状況なのに(感謝、依頼、お詫び) |
| 12. ~たところで | たとえ~しても(良い結果にはならない) |
1. ~にあたって/あたり
接続
名詞/動詞の普通形
意味
~の前に準備として…する、特別な場面で・・する
~する時に / ~する前に(準備として)
~する時に / ~する前に(準備として)
例 1
新しい仕事を始めるにあたり、叔父に100万円借りた。
例 2
熱帯地方へ旅行するにあたっては、予防注射をしておいたほうがいい。
例 3
留学にあたっての手続きはとても面倒で大変だった。
例 4
「オリンピックの開会にあたり、一言述べさせていただきます」
2. ~に際して/際し
接続
名詞/動詞の普通形
意味
~(特別なこと)の前に、~のときに
~する時に(特別な出来事の前に)
~する時に(特別な出来事の前に)
例 1
就職に際して、多くの先輩にお世話になった。
例 2
黒田氏はアメリカ大統領来日に際し、通訳を務めた。
例 3
海外駐在員を選ぶに際しては、仕事の能力だけではなく性格も考慮すべきだ。
例 4
「ここに入院に際しての注意事項が書いてありますから、読んでおいてください」
3. ~末(に)
接続
名詞∔の/動詞のタ形
意味
~した後で最後に
長い間~した結果 / ~の最後に
長い間~した結果 / ~の最後に
例 1
長時間の議論の末に、やっと計画が完成した。
例 2
船は1カ月に及ぶ航海の末に、ようやく目的地に到着した。
例 3
いろいろ迷った末、A大学とB大学を受験することにした。
例 4
父は苦労に苦労を重ねた末、ついに実験の成功を見ないまま亡くなった。
例 5
「これはよく考えた末の結論ですから、変更はあり得ません」
4. ~を契機に(して)/として
接続
名詞
意味
具体的なできごとを機会として→変化、発展する(書き言葉)
~をきっかけにして / ~の機会に
~をきっかけにして / ~の機会に
例 1
サッカーの親善試合を契機に、二国間の交流が進んだ。
例 2
バブル崩壊を契機にして自己破産が急増した。
例 3
我が社では海外進出を契機に、留学生の採用を始めた。
例 4
友人が仕事を辞め、留学したのを契機として、私もあきらめていた教師を目指し、もう一度がんばろうと思った。
5. ~を問わず
接続
名詞
意味
~に関係なく
~に関係なく / ~を問わず
~に関係なく / ~を問わず
例 1
A社は学歴(/国籍)を問わず、やる気のある人材を求めている。
例 2
この植物園は四季(/季節)を問わずさまざまな花が咲いている。
例 3
性別年齢を問わず、カラオケが好きという人は多い。
例 4
昼夜を問わず / 経験の有無を問わず / 洋の東西を問わず
例 5
* 「アルバイト募集。年齢・経験不問」
6. ~かのようだ
接続
動詞の【タ形・ナイ形・ている】/名詞+である
意味
比喩(本当は違う)
まるで~のようだ(実際は違う)
まるで~のようだ(実際は違う)
例 1
春になると一面に花が咲き、まるで赤いじゅうたんを敷き詰めたかのようだった。
例 2
彼の部屋はまるで泥棒に入られたかのように散らかっていた。
例 3
9月の終わりだというのに、夏が戻ってきたかのような暑さだ。
例 4
母は見てきたかのように事故現場の様子を話した。
例 5
林君はお金持ちであるかのように、気前よく友だちにごちそうした。
7. ~からというと/すると/見ると…
接続
名詞
意味 ①
~の立場から考えると
例 1
親からすれば門限があれば安心だろうが、子どもの立場からいえばそれは不自由だ。
例 2
消費者からすると値段は安ければ安いほどいい。
例 3
私から見ると、社長はまるで独裁者のようだ。
意味 ②
~の面から考えると
例 4
収入から言えば今の仕事のほうが良いが、将来性を考えて転職することにした。
例 5
「どちらのアニメが好きですか」「ストーリーの面白さという点から見るとA、絵の美しさという点から見ればBのほうですね」
意味 ③
判断の根拠
~を根拠にすると
~を根拠にすると
例 6
この1年間の成績からすると、合格の可能性は十分にある。
例 7
現在の景気の状況から見て、これ以上失業率が上がることはないだろう。
例 8
あの人は話し方や表情からして、どうも日本人ではないようだ。
例 9
私の経験から言えば、旅先では生水は飲まないほうがいいです。
8. ~もかまわず
接続
名詞
意味
~を気にせずに
例 1
相手の気持ちもかまわず一方的に怒ってしまい、反省している。
例 2
彼女は雨にぬれるのもかまわず、彼の後を追いかけた。
例 3
母は息子の無事を聞いて、人目もかまわず声を上げて泣いた。
例 4
所かまわずごみを捨てる。 / なりふりかまわず働く。
9. ~ぬく
接続
動詞のマス形
意味
最後まで~する、完全に~する
例 1
決めたことは最後までやりぬきなさい。
例 2
彼は初マラソンで42.195キロを走り抜いた。
例 3
考え抜いた末に、会社を辞めて独立することにした。
例 4
A氏は戦時下を生き抜き、戦後は祖国の復興に尽くした。
例 5
悩み / 耐え / がんばり / 困り + ぬく
10. ~ばかりに / たいばかりに
接続
動詞のタ形/【イ形容詞・ナ形容詞】の名詞修飾形/名詞+である
意味
そのことだけが原因で→(-)の結果
~という理由だけで(マイナスの結果) / どうしても~したいから(無理をする)
~という理由だけで(マイナスの結果) / どうしても~したいから(無理をする)
例 1
私が遅刻をしたばかりに皆に迷惑をかけてしまった。
例 2
彼の一言を信じたばかりにひどい目にあった。
例 3
兄は無口なばかりによく冷たい人だと誤解されるようだ。
例 4
外国人であるばかりに、アパート探しには苦労した。
例 5
彼女に一目会いたいばかりに、駅で何時間も彼女を待った。
例 6
彼女はA君に会いたくないばかりに、仮病を使って学校を休んだ。
11. ~ところを
接続
【動詞・イ形容詞・ナ形容詞】の名詞修飾形/名詞+の
意味
会話で前置き的→感謝、依頼、お詫び 等
~の状況なのに(感謝、依頼、お詫びの表現)
~の状況なのに(感謝、依頼、お詫びの表現)
例 1
「お忙しいところをわざわざ来ていただき、ありがとうございました」
例 2
「お話し中のところをちょっと失礼します」
例 3
「お休みのところを、朝早くからお電話して申し訳ありません」
12. ~たところで
接続
動詞のタ形
意味
たとえ~しても→(-)の予想・判断、たいしたことではない
たとえ~しても(良い結果にはならない)
たとえ~しても(良い結果にはならない)
例 1
本当のことを言ったところで、だれも信じてくれないだろう。
例 2
この病気は手術をしたところで回復は難しいと思われる。
例 3
「今から急いだところで間に合わないよ」
例 4
すんでしまったことは、今さら後悔したところでどうにもならない。
例 5
彼女は体力があるから、2、3日徹夜したところで平気だろう。